ツールドフランスの食事はレース中に!?選手の摂取カロリーが凄い!
公開日:
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ロードバイク
皆さんは、1日にどれくらいのご飯を食べてますか?
私熊ノ助は3食きちんと食べてますよ。間食で甘めのパンとか甘めのカフェオレとか飲んでますけれども。
世界で一番有名な自転車ロードレースであるツールドフランス。
(日本ではあまりなじみが無いんですけれども・・・!)
このレースに出場する選手達の1日に食べるご飯、その量を知った時私熊ノ助は、
「こぎゃん食べても全然太らんとたいっ!!羨ましいかーー!!」(訳:こんなに食べても太らないなんて羨ましいなぁ)
と思いました。
そうです、食べてる食事の量がハンパなかったんです!!
なので今回は、
ツールドフランスに出場する選手達の食事の量
について話していきたいと思います!
いや、ほんとにすごい量でした・・・!
目次
ツールドフランス出場選手はこんなに食べる!
ツールドフランスに出場する選手達は1日に、
8000kcalものエネルギーを摂取します・・・!!実はこれ本当にすごい量で、日本人の男性平均摂取カロリーは約2500calと言われています。
約3日分の食事を、選手達はたった1日で摂取しているのです。
その8000kcalの中には、レース中に摂取するエネルギー、基礎代謝に関するエネルギー、回復に必要なエネルギーなどが含まれます。
ツールドフランスは約21日間もの間行なわれて、選手達は1日に約170kmもの距離を走り切ります。なのでそれを走りきるエネルギーとしてそのくらいのカロリーを摂取しておかないといけないのです。
関連記事⇒「ツールドフランスの距離は1日どのくらい走るのか調べてみた!」
次は選手達がどんなものを食べているのか観てみましょう。
レース中にこんなのを食べている!
ツールドフランスに出場する選手達は、レース中にロードバイクに乗りながら食事を取ります。
「ど、どゆこと!?」と思われるかもしれませんが、その通りです・・・!
別にロードバイク上でパスタや定食を食べるわけではなく、運転しながらでも食べられる物を食べています。これらは補給食と呼ばれています。
これが選手達がレース中に食べている補給食の例です。
- 甘いジャム入りパニーニ・・・イタリアのサンドイッチです。丸いパンの中にいろんなジャムや具材を挟める、ロードレーサーに人気の補給食です。
- バナナ・・・言わずと知れたあのバナナ。消化吸収が良くて、すぐにエネルギーに変換されるんです。
- エネルギーバー・・・日本でも人気のソイジョイみたいな補給食です。エネルギーだけでなく、ビタミンミネラルなどもバランスよく入っています。
- エネルギージェル・・・ジェル状の補給食です。ゼリーみたいな食感なので、短い時間で補給完了です。
- ライスケーキ・・・日本でも有名な「ポン菓子」を固めたような補給食です。好みの味をトッピングできます。
などです。補給食以外にも飲み物も専用のものを飲んでいます。
- 炭酸が抜けたコーラ・・・マラソンランナーがよくレース中に飲むやつです。炭酸が抜けて飲みやすいし、甘いのでエネルギーチャージにはもってこいです!
- その他のエネルギードリンク・・・選手に応じてスタッフが作ってくれるドリンク。
- 水分補給用の水・・・水分補給だけでなく、頭からかけて上がり過ぎた体温を下げます。
これらの飲み物を選手達は1時間に2・3本も消費します。
関連記事⇒「ロードバイクのドリンクのおすすめは何?ベストはこれです!」
選手達は1時間で約400kcalから500kcalものカロリーを消費します。レースが大体4時間から5時間なので1回のレースで2000kcal 以上のエネルギーを消費します。
これらを体内に常にチャージしておかなければならないので、選手達はレース中定期的にこれらを摂取しなければなりません。
ツールドフランスに出場する選手達は、それぞれ体質や体型が違います。なのでその選手に合わせた物をスタッフが準備してくれるのです。
なので「自転車ロードレーサーの強さは胃腸の強さ」とよく言われます。消化器系が強くないと、自転車ロードレースはおろかツールドフランスで完走する事なんて出来ないのです。
それくらい過酷なんですね・・・。ちなみにレース中の食事の量に関して制限はないそうですが、ゴール前数キロからはサポートカーから補給食やボトルを渡されることは禁止されています。
ちなみに胃腸の強さだけ見れば、熊ノ助はツールドフランス級の物を持っているのではないか・・!?と思う事がたまにあります。
しかし摂取カロリーは、消費されることなくお腹周りにチャージされ続けています笑
レース前後も凄い量を食べる!
レース中ロードバイクに乗りながら補給するという事はお話ししました。でもそれだけではありません。選手達はレース前後も結構な量の食事を取ります。
まずレース前ですが、これだけのものを食べます。
~1. 朝食~
- パスタ100g
- オムレツ
- オートミール
- サンドウィッチ
- コーヒー
- フルーツジュース
- ヨーグルト
~2. レース前~
- ナッツ
- エネルギーバー
- エネルギージェル
- 果物
次はレース後の食事です。
~3. レース後~
- ご飯
- スムージー
- 良質なたんぱく質(鶏肉など)
- コーヒー
~4. 夕食~
- パスタ200g
- 良質なたんぱく質(牛肉・鶏肉)
- ヨーグルト
- フルーツジュース
- コーヒー
~5. 寝る前~
- ナッツ
- フルーツ
- ヨーグルト
な、なぬっ!!!凄い量ですよね・・!
もう、朝・朝・昼・昼・おやつ・おやつ・夜・夜みたいな感じで、終始何かを食べている感じです!
エネルギーチャージ、疲労回復、ダメージを受けた筋肉の修復、これくらい食べないと、1日150キロ以上を21日間も走れないんですね・・・。
今回挙げたのは一例ですが、これは選手によって内容も量もかなり違ってきます。
意外にコーヒーが多いのは、やっぱり選手達が欧米の方々が多いせいでしょうか笑。おそらく精神をリラックスさせてくれるのでしょう・・・。
次は選手を食事面で支えるスタッフのお話です。
スタッフによるサポートがカギ!
これだけの量の食事、さすがに選手だけで準備はできません。優秀なチームスタッフがサポートしてくれています。
食事だけでも、専属の栄養士・補給食を準備するスタッフ・優秀なシェフ達が毎日栄養のバランスを考えてレース中選手達が最高のパフォーマンスが出来るようにサポートしています。
その中でこんな動画があります。
『EAT. RACE. WIN.』~食べて 走って 勝って~レースに勝つための食事~
これはツールドフランス出場チームであるミッチェルトン・スコットの専属シェフのドキュメンタリー動画です。
このドキュメンタリーの主人公は選手ではなくシェフのハンナ・グラントさんです。
彼女は選手に最高の食事を提供するために、酪農家・農家・漁師の元へ出向いています。
これを見ると、レースを走っているのは選手だけではなく、こういう裏方のスタッフ達も選手と一緒にツールドフランスを走っているんだな・・!と感心させられます。
こちらでフルバージョンを観る事が出来ます。
「EAT. RACE. WIN.」
最後はおすすめの補給食のお話を少し・・。
パニーニはおススメ補給食
ここで余談ですが、おすすめの補給食である「パニーニ」を紹介したいと思います!
先ほど「レース中にこんなのを食べている!」のところで紹介したパニーニ。手軽に食べる事が出来るイタリアンサンドウィッチです。
下の写真の美味しそうなパン。これがパニーニなんです。
エネルギー補給はライドやレース時の最大の関心事の一つ。コラム「つれづれイタリア~ノ」は簡単かつおいしい、イタリアのサンドイッチ「パニーニ」を使った補給食の作り方を紹介します。日本全国で再現できるマルコ式パニーニのレシピも。#パニーニhttps://t.co/zFHDh2Jlih pic.twitter.com/3nGdxNPK28
— Cyclist(サイクリスト) (@cyclist_sanspo) 2017年3月3日
パンの中には塩辛いハム系や鶏肉を入れてもよし、甘いジャムやフルーツを入れてもよし、万能サンドウィッチなのです。
簡単な作り方を紹介したいと思います!
(熊ノ助は・・今から作ってみたいと思います!笑)
~材料~
ロールパン、クリームチーズ、ハム・鶏肉など、ジャム、フルーツ(バナナ・イチゴ)
~作り方~
- まず手をしっかり洗い、アルコール等で除菌します。
- ロールパンの上部をスライスして切り取ります。
- 中の柔らかい部分を取り出してクリームチーズを塗り込みます。
- その中にお好みで、ハム・鶏肉、ジャムやフルーツを入れます。
- 最後に切り取ったパンの上部をのせて、アルミホイルやラップで包みこんだら完成です!
※レースやロングライド時は、スタートする直前で作り早めに食べる方がいいでしょう。特に夏場は避けた方がいいかもしれません!
パニーニはなんだかおしゃれなカフェで食べるようなサンドウィッチです。これを自転車ロードレースのさなかロードバイクに乗りながら食べるというのは、欧米ならではの発想ですね♪
まとめ
ツールドフランスに出場する選手達は、1日に8000kcalもの食事を取り、しかもレース中ロードバイクに乗りながら食べるという事が分かりました。
そしてレース前後の時間もご飯を食べる、本当にすごいですね!
超一流アスリートでありながら、胃腸も超一流でした・・・!
レースを観る時に選手達が何を食べながら走っているかを見れば、ツールドフランスがまた何倍も面白くなること間違いなしですv( ̄∇ ̄)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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Comment
一日あたり8kkcal消費とあり、何故1時間あたり400-500kcalの消費量なのでしょうか。
1レース4-5hという事でしたら時間当たり2kkcalの消費が妥当ではないでしょうか。
ななしさん、初めまして。
当ブログにきていただき、またコメントまでいただいてありがとうございます。
私の記事の書き方に問題がありましたね・・・・
分かりづらい書き方で申し訳ありません。
ななしさんがコメントで書かれた通り、選手は1回のレースで約2000kcalものエネルギーを消費します。
「摂取する8000kcal」の中には、「レース中に摂取するエネルギー、基礎代謝に関するエネルギー、回復に必要なエネルギー」などが含まれるのです。
イメージ的にはこんな感じですね。
摂取する8000kcal=レース中に摂取するエネルギー+基礎代謝に関するエネルギー+回復に必要なエネルギー
もちろん選手によって、食べるものによって、その日のコンディションや環境で変化はあります。
ご理解頂けましたでしょうか・・・?